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オリンピックの衣装がダサい!歴代のデザインについても!

東京オリンピックの衣装は選手団の公式ユニフォームや、表彰式での衣装などあります。

ですが、どれも“ダサい”という声が聞かれます。

なぜダサいと言われるのか、どんなデザインなのか気になりますよね。

また、衣装の選考はどんな基準でどんな方法でされているんでしょうか。

過去の衣装なども一緒にみていきたいと思います。

 

ここでは、

東京オリンピックの衣装はなぜダサいのか?

オリンピックの衣装の選考基準や方法は?

歴代の衣装のデザインは?

についてみていきたいと思います。

 

東京オリンピックの衣装(ユニフォーム)はなぜダサい?韓国や鬼滅の刃?

東京オリンピックの表彰式の衣装がダサい理由に「韓国っぽい」「部屋着のよう」「恥ずかしい」と言われています。

 

東京オリンピックの衣装は表彰式用や、選手団開会式用、ボランティア用など様々な種類があります。

表彰式の衣装

特に表彰式の衣装が「ダサい」と声があがっています。

表彰式の衣装は「新しい礼服」をコンセプトに、「かさね」「おり」「結び」「染め」といった和装の伝統技術を取り入れつつ、暑さ対策など洋装の機能性を兼ね揃えたデザインに仕上げています。

山口壮大さんがデザインしています。

この衣装には「韓国っぽくて日本らしくない」「部屋着のよう」「変更してほしい」などの声が出ています。

「#東京五輪衣装の変更を求めます」のハッシュタグが出るほど大きな声があがっています。

過去の東京オリンピックのように振袖が良かったという声が多いです。

ちょっとカジュアルな感じに見えますね。

 

観光ボランティアのユニフォーム

観光ボランティアのユニフォームは黒と藍色の市松模様ですが、こちらは新デザインの方です。

旧のデザインは「チョーダサい」と不評でした。

それがこちら↓

東京五輪の旧ユニフォーム

2015年に舛添要一都知事(当時)が導入したデザインですが、確かに見るからにダサいですね。

この旧のユニフォームのデザイナーは藤江珠希さんという方で、アントワープ王立芸術アカデミーの出身です。

アントワープ王立芸術アカデミーはベルギーにある超名門のファッション学校であり、「世界三大ファッション学校」のひとつです。

そんな名門を出られた方なのになぜ?と思いますが…

藤江珠希さんは「権利上の問題などで変更になった点もありますが、私なりにベストを尽くしてデザインさせて頂きました」と話していて、いろいろなしがらみの中での苦労したデザインだったと思われます。

ですが、世間の評価は得られなかったようですね。

 

その後、小池百合子都知事が導入したものが現在のこちらのデザインです。↓

東京五輪新ユニフォーム

こちらのデザインはコシノヒロコさんです。

コシノヒロコさんは言わずと知れた有名なデザイナーですよね。

確かにコシノヒロコさんぽいデザインかも?

 

発表された2017年当時は、こちらもダサいと言われていましたが…

おや?何かに似てますよねこのデザイン。

そう、2020年に大ヒットし今も人気の鬼滅の刃ですね!

今となっては鬼滅の刃が人気となり、ヒットを予言していたかのような感じですね。

逆に鬼滅の刃の大ヒットで注目を集めました!

コシノヒロコさんに先見の明があったのでしょうか。

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オリンピックの衣装(ユニフォーム)の選考基準や方法は?

表彰式の衣装デザインと製造は公募で選ばれています。

様々な会場の特性を踏まえて、

  • 夏に涼しく
  • 軽量
  • 動きやすい
  • 持続可能性への配慮

要件を満たすことを基準に決定しています。

 


山口さんは「和の情緒」と「洋の実用」のそれぞれの長所をミックスして、十二単の「礼服」という空気感を出すために、襟だけを二重構造にし、着用時に打衣(インナー)の襟元とも重ね、上着〜打衣までグラデーションの色調に設計することで、十二単の荘厳な印象を表現したと語っています。

藍色を出すのにも苦労したようで、担当の職人さんと何度もトライ&エラーをくり返したといいます。

素材にはエコペットというリサイクルポリエステルの意図を使用し染色して、オリジナルのものを作っています。

デザイン選考委員会には服飾の専門家である生駒芳子さんや、元SMAPの香取慎吾さんらが参加しています。(2018年現在)

苦労してデザインされているのに、ダサいと言われて残念ですよね。

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オリンピックの歴代の衣装(ユニフォーム)のデザインは?

これまで様々なデザインのあったオリンピックの衣装(ユニフォーム)。

2000年以降の開会式での選手団の衣装(ユニフォーム)を夏季に絞って振り返ってみましょう。

 

2000年 シドニーオリンピック

シドニー五輪 日本代表ユニフォーム

画像:Ten worst Olympic Ceremony uniforms

シドニーオリンピックは虹色のマントだったんですね。

結構奇抜なわりにはなぜか印象に残っていなかったです。

環境保護とエコロジーをテーマに開催されるオリンピックとの調和を図りながら、日本代表選手団が全世界の人々に感動と期待を与えられる、世界へ誇れるデザイン性、21世紀へ向けての先進性、選手やそれを見た人々が憧れるデザイン(中略)

引用元:日本オリンピック委員会より

以上のようにJOCではデザインの説明をしています。

“美しいオーストラリアの自然をイメージ”したといい、森英恵さんなどが選考に携わっています。

当時「てるてる坊主」に似ていると話題だったようです。

 

2004年 アテネオリンピック

画像:日本オリンピック委員会より

白を基調として爽やかな印象ですね。

シャクヤクの花柄プリント、さし色に明るいピンク、グリーン、イエローを取り入れたもの。。ユニフォームの堅いイメージを払拭し、清潔、シンプル、カジュアル、元気が出て、品があるというデザインコンセプトを持っています。

引用元:日本オリンピック委員会より

デザインは高田賢三さんが担当しています。

ですが、海外からは“最低な開会式ユニフォーム”のひとつとして評価は低かったようです。

 

2008年 北京オリンピック

北京オリンピックの開会式で入場行進する日本選手団(2008年)

画像:ハフィントンポストより

北京オリンピックは、スポーツメーカーの「ミズノ」が担当しています。

コンセプトは「無限∞の可能性」として3つのテーマがあります。

  • 揺るぎなき自信とプライドを表現する『勇』
  • 不屈の精神と飽くなき挑戦心を表現する『挑』
  • 選手をサポートするために果てしなく進化する日本の技術力を表現する『翔』

とてもシンプルなデザインですね。

ミズノが担当したとあって、機能性はありそうです。

日本らしさがあるのかというと正直わからない気がします。

 

2012年 ロンドンオリンピック

ロンドンオリンピックの開会式で入場行進する日本選手団。旗手は元レスリング選手の吉田沙保里さん(2008年)

画像:ハフィントンポストより

高島屋がデザインと制作を担当しています。

テーマ:「5つの<和・輪・環・ワッ!・わ>」

<和> :平和の和 日本の和
<輪> :五輪の輪 メダルの輪 勝利の月桂樹の輪
<環> :環境の輪
<ワッ>:感動と歓びの『ワッ!!』
<わ> :日本の元気・底力の波動が世界へ“わ”のように広がる

引用元:日本オリンピック委員会より

東日本大震災からの復興をアピールした、日の丸カラーのデザインです。

カラーとしては日本ぽいですね。

それほど特徴はない感じです。

 

2016年 リオデジャネイロオリンピック

リオデジャネイロ五輪の開会式で入場行進する卓球女子の福原愛ら日本選手団(2016年)

画像:ハフィントンポストより

デザインコンセプト:情熱〜真紅に宿る、太陽の熱量をちからに〜

<陸>フィールド。エレメンツ。
<体>巧みに美しく。
<海>壮大。リズム。
<心>気持ちを1つに。
<空>より高く。東京に繋がる空。
5つのテーマとともに「限りなき挑戦」を続ける日本代表選手団を1つにする晴れ着のイメージをデザインに表現しています。

引用元:日本オリンピック委員会より

こちらも高島屋が制作しています。

情熱を表す真紅のジャケットに白のスラックスはロンドンと似たデザインになっています。

日本らしいですが、これといった特徴が感じられません。

高島屋はシンプルがお好きなんでしょうか。

 

2020年(2021年) 東京オリンピック

AOKIが手掛けた開会式用服装 Image by FASHIONSNAP

東京オリンピックはオフィシャルサポーターのAOKIが手掛けています。

定番の日の丸カラーですが、リオやロンドンとは逆のセットアップになっています。

今までの赤や白より柔らかい色合いですね。

「ニッポンを纏う」というコンセプトのもと、「開催国、日本代表選手団の爽やかな輝き」がテーマとなっています。

引用元:日本オリンピック委員会より

ジャケットには日本古来の伝統柄で縁起の良い「工字繋ぎ(こうじつなぎ)」が陰影でプリントされています。

工字繋ぎとは「工の字を斜めに規則的に配した文様」で、着物の地紋(生地の文様)として多く見られる。「繋ぎ」の文様は、延命や、長寿の意味があるといわれるものです。

工字繋ぎ

画像:Modalinaより

細かいところに日本の伝統文化を入れているようです。

 

最近の開会式のユニフォームはシンプルなものが多いですね。

冒険はしないようにしたんでしょうか。

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まとめ

オリンピックの衣装についてみてきましたが、いかがでしたでしょうか。

ダサいと言われがちなオリンピックの衣装ですが、それだけ注目されているということですね。

日本を代表するものなので、デザインや制作する側も難しいとは思いますが、衣装を通じて日本の良さを発揮できるといいのかなと思います。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。