パラリンピックはなぜ民放で放送しない?関心が低い理由はスポンサーがつかないから?

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東京パラリンピック2020が始まっていますが、オリンピックと比べると放送が明らかに少ないですよね。

オリンピックの時は見るつもりなくても、どこも放送していたので目に入ってきていました。

パラリンピックはNHKでは放送されますが、民放ではほとんど放送されてないですよね?

放送されないので関心も低い気がします。

よってスポンサーも付きにくい現状がありますね。

 

ここでは

パラリンピックはなぜ民放で放送しない?

パラリンピックの関心が低い理由はスポンサーがつかないから?

パラリンピック選手の資金不足で費用の負担が大きい

についてみていきたいと思います。

 

パラリンピックはなぜ民放で放送しない?

パラリンピックを民放で放送しないのは、NHKがパラリンピックの独占放送権を持っているからです。

オリンピックはNHKを始め民放各局は日替わりで朝から晩まで放送していました。

パラリンピックはというと、民放は各局1競技の中継が1つと、ハイライト番組が1~2つあるだけです。

放送されるのは、土日の日中か深夜帯しかなく、ゴールデンタイムやプライムタイムでの放送はありません。

民放で放送しない理由としては、NHKがパラリンピックの独占放送権を持っているからということがあります。

民放側がお金を払って放送しようとしていないことの現れとも言えるようです。

そこには

  • 視聴率が獲れない視聴率が獲れない
  • スポンサーの理解を得られない

という理由もあるようです。

視聴率が獲れない=スポンサーにつきたくない

となるんでしょう。

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パラリンピックの関心が低い理由はスポンサーがつかないから?

先ほども述べたようにスポンサーがつかないので、放送がされなくて見る機会が減り、パラリンピックに興味を持ちにくいという構図が出来ていると思います。

よって関心も低くなりますね。

 

興味を引く放送をすれば関心を持つのでは

東京パラリンピックは開会式の前までは民放はあまり扱ってはいませんでした。

しかし開会式でパフォーマンスに出演していた13歳の和合由依さんが「片翼の小さな飛行機」で素晴らしい演技をしたため、翌日8月25日の情報番組ではトップで扱われていました。

そして競技が始まり、14歳の競泳・女子100メートル背泳ぎの山田美幸さんが銀メダルを獲り、初メダルが14歳の最年少ということで大きく取り上げました。

パラリンピックで選手が取り上げられることはあまりなく、オリンピックのようにすべてのメダリストが扱われることはないそうです。

[jin-iconbox06]もっとパラリンピックのいろんな競技を中継して欲しい。[/jin-iconbox06]

[jin-iconbox06]今年は以前よりパラリンピックの扱いが民放でも増えた気がします。以前は視聴者がパラリンピックを見ないのでメーカーにメリットが少ないということで放送が少なかったと言われました。今年は事前のPRもあって、昨年より面白く見られた気がします。まだまだメダルのチャンスがあります。応援しましょう。[/jin-iconbox06]

事前に注目選手や注目競技を詳しく特集すれば、見てみようかなと思う人もいると思います。

興味を持つような放送がないから知ることもないし、見る気にもならないような気がします。

興味ない人は全く見ない

スポーツ自体に興味のない人も多く、オリンピックの時は他に放送がなくてつまらなかった人もたくさんいました。

パラリンピックは放送があっても見ないという人もいます。

観戦したいスポーツとそうでないものがあるとの意見もあります。

[jin-iconbox06]そもそもスポーツ観戦は、見たい人が見る
障害を持った方がスポーツをすることは良いことだと思うけど、観戦っていうのはなんだか違うと思ってしまう
自分で楽しむスポーツと観戦してもらうスポーツは違うということ[/jin-iconbox06]

[jin-iconbox06]スポーツ全般興味ないので、過剰にやらないでほしい。別にテレビでやらなくていいが、NHKが独占しているから更にパラリンピックがつまらなくなった。
まぁ民放でやったら身体的な特徴を言った途端に差別的だのとクレームが殺到するだろうから、やらなくて正解。
こういうクレーマーが、見る人も楽しみ方も減らして、パラリンピックを更につまらなくする。
[/jin-iconbox06]

[jin-iconbox06]視聴率を求めることがなぜだめなのかさっぱりわからない。
私の周りもオリンピックは見るけどパラリンピックは興味ないという人が大半。
民放の対応はにーずにがっちしてるとおもう。みたい人はNHKとかネット配信を見ればいいだけ。[/jin-iconbox06]

 

パラリンピックへの関心が低いのは、放送がされないからというのもありますが、パラリンピック自体に興味がない人も多いというのもありますね。

視聴率が見込めないとスポンサーもつかず、放送が少なくなってしまいます。

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パラリンピック選手の資金不足で費用の負担が大きい

パラリンピックの選手の年間の個人負担は平均約112万円です。(2021年8月23日一般社団法人日本パラリンピアンズ協会(PAJ))

スポンサー契約が少ない

個人の負担としてかかるものは、

  1. 遠征費
  2. 道具・装具の調達費
  3. コンディショニング・リカバリー・治療費(マッサージ・鍼など)

の順で多いです。

画像:開幕直前「第4回 パラリンピック選手の競技環境調査」発表より

遠征費は海外や国内の国際大会に関わるものです。

国際大会に出る実力があっても、費用の部分で負担があるときついですね。

パラリンピックの選手で企業と雇用契約(正社員や契約社員など)がある選手は約7割いますが、マネジメント契約を結んでいる選手は約1割です。

お給料としてはもらっていますが、スポンサー契約してプロとして活動している選手は少ないです。

このことから、パラリンピックの選手にはあまりスポンサーがついてないのが現状のようです。

選手の経済活動を支えている収入は

  • 「競技活動を主業務とする雇用」(49.1%)
  • 「アスリート個人助成金(JSC)」(25.4%)
  • 「給料 ※競技活動を主業務としていない雇用(自営含む)」(24.3%)
  • 「自治体からの助成金」(20.1%)
  • 「年金」(16.0%)

の順になっています。

 

ちなみに2016年のリオパラリンピックの時は、年間の個人負担は平均約147万円でした。

2016年のリオパラリンピックの時からすると個人負担は減って、約7割の選手が競技環境が良くなったと答えています。

その理由として

  • 「強化合宿数の増加」(73.3%)
  • 「強化合宿以外での練習機会の増加」(所属団体、個人、グループ等で
    の練習)(53.4%)
  • 「合宿参加等に関わる個人負担費用の減額」(44.8%)
  • 「医科学、栄養などの専門的サポート」(44.0%)

となっています。

環境的には少しずつ良くなってはきているようですが、費用面ではまだまだな印象ですね。

中西麻耶のセミヌードカレンダー

走り幅跳びの中西麻耶さんは競技用義足や遠征費の為に2012年にセミヌードカレンダーを自費で作っています。

競技用義足には100万円ほどかかるのと遠征費もかかります。

競技で作った300万円の借金のためにカレンダーを作ったそうです。

《競技でできた借金が約300万円ありました。カレンダーは自費出版なので、さらに借金を重ねました。ただロンドン・パラリンピックに出る競技力はあるのに、お金が理由で出られないなんて……。まずはその苦しい状況を知ってもらいたかったんです。》

引用元:朝日新聞デジタルより

実力はあるのに費用面で出られないのはもったいないですよね。

パラリンピック選手強化寄付プログラム

「JPCパラリンピック選手強化寄付プログラム with Visa」というのがあり、VISAカードを通じてパラリンピック選手への寄付が出来ます。

「JPCパラリンピック選手強化寄付プログラム with Visa」

日本パラリンピック委員会(JPC)は、パラリンピックを目指し世界で活躍するアスリートの支援をおこなうため、アスリート強化寄付プログラムを実施しております。 Visaカードを通じて皆さんからいただいた寄付は、各競技団体を通じ、パラリンピックを目指し、世界で活動するアスリートのサポートに活用します。

引用元:三井住友カードより

 

寄付金は、各競技団体(夏季26団体)を通じて、パラリンピックを目指し世界で活躍するアスリートの為の強化費(合宿遠征費、コーチ派遣費等)として活用されます。

 

パラリンピックの選手は、費用面で苦境に立たされています。

パラリンピックは世間の関心が低いですが、いい競技ができる環境を整えて、もっとプロとして活動できるよう積極的にスポンサーがつくようになると、放送面でも変わってくるのかもしれません。

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まとめ

パラリンピックの放送と選手の費用についてみてきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

世の中は差別をなくす動きがあっても、パラリンピックはオリンピックと同等の扱いにはなりません。

それは世間の関心が低いこともありますが、スポンサーがつかないことも大きいようです。

パラリンピックの選手は体が不自由な分、超人のような動きが出来てプレーも迫力があると思います。

もっと選手を取り上げる機会があれば、関心を持ってもらえるんじゃないでしょうか?

また選手が費用面でも不安なく活動できるようになるといいですね。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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